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ウイルス性咽頭炎?喉のブツブツと付き合う
喉に現れる赤いブツブツの最も一般的な原因の一つに、「ウイルス性咽頭炎」があります。これは、いわゆる風邪の症状の一つで、アデノウイルスやライノウイルスなど、様々なウイルスが喉の粘膜に感染して炎症を起こすことで生じます。喉の奥、特に扁桃腺の周囲や軟口蓋(口蓋垂の奥の柔らかい部分)に、小さな赤いブツブツや全体的な赤みと腫れが見られるのが特徴です。ウイルス性咽頭炎の場合、喉の赤いブツブツは、リンパ濾胞と呼ばれる免疫に関わる組織が炎症によって腫れている状態を示します。これらは通常、数日でピークを迎え、その後徐々に引いていきます。ブツブツ自体が痛むというよりは、喉全体の炎症による痛みや違和感が主な症状となります。他に、発熱(微熱から高熱まで)、咳、鼻水、鼻づまり、頭痛、全身倦怠感などを伴うことが多く、全身的な症状と合わせて判断されることが一般的です。ウイルス性咽頭炎は、その名の通りウイルスが原因であるため、特効薬は存在しません。治療の中心は、あくまで症状を和らげるための「対症療法」と、体の自然治癒力を高めるための「安静」です。喉の赤いブツブツ自体を直接治療するというよりも、炎症全体を鎮め、体がウイルスを排除するのを助けることを目的とします。具体的な対処法としては、まず「喉の安静」が非常に重要です。大声を出したり、無理に咳払いをしたりするのは避けましょう。刺激の強い食べ物(辛いもの、酸っぱいもの、熱すぎるもの)や、硬い食べ物も喉への刺激となるため、控えるべきです。代わりに、おかゆやゼリー、スープなど、喉ごしの良い柔らかい食事を摂るようにしましょう。また、「十分な水分補給」も欠かせません。喉の乾燥は痛みを悪化させ、ウイルスの増殖を助ける可能性があるため、こまめに水分を補給することが大切です。水やお茶、スポーツドリンク、経口補水液などが適しています。喉の痛みがひどい場合は、市販の喉スプレーやトローチ、うがい薬を使用するのも良いでしょう。